手のひら刻まれた性

今日も一日中気分が冴えない
明日が来るのがしんどい
自分が消えれないなら地球が終わればいいとさえ思う
自暴自棄にもなれない
自分を大事だとも思えない
生きにくい世の中だ







本当、を隠す為厚く覆ったこの外壁でさえ
もう既に腐敗寸前あたしは朽ちる
正常、と狂気の境目は、それは目にも明らかで
もう既に腐敗し朽ちても再生をする本能
多くの備わった当たり前、備わらなかったから異常
異常だと自覚するあたしでも、異常を隠せていた頃に憧れて
仮の安息に手を伸ばすのは
どこからが境界線？
あの頃のように体が動かなくなって字が読めなくなって
発狂しない限り、まだ、まだ、まだまだ

あと半日もすれば朝がくる
その当たり前が怖い
あたしは世の中の流れに付いていけない　
そして誰もそれを気にも止めない