白いにゃんこ

朝から夜中まで
家の下で
にゃーにゃー
子猫の鳴き声がしていたのです。


探しに行ったけど見つけられず
ただただ鳴き声を聞いていた。

妹が帰宅後、猫好きの彼女は即反応。

魚の皮持って探しに行った。

「いたーーーー！」
と叫び
変な走り方で猫に突進する彼女。

案の定
変な彼女に驚き逃げる子猫。
後ろ姿はブタに見えた。


壁に追い詰められ踵を返す子猫
こっちに向かってきたはいいが
透明なガラス戸に激突
フラつきながらも逃げ続ける子猫
今度は駐輪所のチャリに激突

また
変な走り方で追いかける彼女


子猫といい彼女といい
可笑し過ぎるんだよ！
必死すぎるんだよ！

爆笑を隠しながら
あたしは
終電に間に合うように走ったのでした。



その後も
追いかけっこは続いたらしく
結局
子猫と彼女のにらみ合いになったらすぃー。

「折角、ご飯持って行ってあげたのに！
　性格悪いよ、あのにゃんにゃ！」


はいはい。

あんたが、変な走り方で追いかけるからでしょ・・・。





それにしても

後からじわじわ

子猫が可愛く思えてきた。