誰かの欲を満たすため、あたしは生きてるんじゃない。

人ごみは、人塵か。


MDウォークマンの音を最大量にしても
耳に聞こえる生活の雑音
気がおかしくなりそうだ
真昼間から涙をこぼし、病院へひたすら歩く。

声をかけてくるお兄さん
あたしの涙が見えませんか
横目でチラッと見て通り過ぎようとしたら
ウォークマン取ってまで
「遊ばない??」って。

馬鹿かよ、お前は。
どうせ仲間のパシリで声掛けに来たんだろーが。
仲間の車見えてるんですが。
「遊ばねー」
と言うしかできず、立ち去る。
涙流してたから、やれそうに見えたのかね。





なんか。
つらいときは助けてもらって
返せる時返したらいいって言われたんだけど、先生に。

いつ返せるのか教えてよ。
返せる頃には
他人を追い詰めてしまってる気がする。





言う事を聞かないと
罪悪感を覚えるよう組み込まれたのはいつの事。
何をすれば、あなたは満たされて
どんな答えをすれば、あなたの不信感は解消される？

あたしは逃れられますか。

あたしはあたしでしかないのに

「こうあるべき」「物」として

生きてゆけば

いつか1人の人間として愛してくれますか。

其れを選んだのもあなた

導いたのもあなた

結果だけが、いつもあたしの責任で。

変わらぬ話、変わらぬ目線。

あたしのため

は、自分のため。

言葉の裏の裏と羞恥心。

無数の刃物を投げつけられて

心はもう砕け散った。


じゃあ、あたしは誰になればいいんだ？

また自問自答の日々が明日から始まるだろう

あなたにとっての人生の1本線に

重なっている所は

あたしの1本の人生でもあるのに

勝手に操縦席に座られたんじゃ

生きたい所にも生けないよ。

景色が回り、苦しくなってもがく



もがいても、もがいても

これっぽちも取れやしない

責任という重圧。