恐怖

恐怖について。

今から3年程前に知り合った年下の男がいる。
彼氏がいる事、2人きりでは会えない事を伝えてはいたが
しかけられて結局2人きりでご飯を食べた事が1度だけある。
「抱きしめたい」
「次はいつ会える？」
吐き気がするほど言われた事がある。

メールで
「会いたい」「愛してる」
「顔見ると頑張れるから応援にきて」
「会えないなら頑張れって言ってくれ」
シカトし続けても何度もくる。

彼は外見もいいし、優しいし、いい人なんだと思う。
ただ、あたしにとっては真っ直ぐすぎた人だった。
男の人にそういう感情を表現されるのが恐かった。
面倒臭かっただけなのかもしれない。

そして。
また恐怖が再び。

電話がくる。取らない。
非通知で何回もくる。
会社からなのか通知で電話がくる。
実家の方の番号で。

本当に彼かも分からないしいい加減にして、と思い
電話を取った。
「はい」
「・・・」
「はい!?（怒）」
「・・・あ・・・・間違えました・・・」
あたしは即切

多分彼だろう。
しっかり向き合ってはっきりさせなかったあたしが悪い。
彼氏がいると言えば防衛できると思っていたのが悪い。

仮に彼があたしを必要としていたとして、
彼が求めているのは3年前のあたし。
当時から3年後、あたしは多分変わった。
もう酒もガンガン飲む気も失せ
煙草を欲する気持ちも消え
強いあたしは何処にもいないんだ。

それを伝えたくないあたしがいる、この事実と胡散臭さ。

まだ求めるか、あたしよ。